2024年4月末
盛岡市内の桜も今週開花し、今は桜も散り始めとなっていますが、“石割桜”や“盛岡城跡公園”は大勢の市民や観光客で賑わっています。
ソメイヨシノの満開や夜桜を楽しんだあとは、枝垂れ桜が咲き、4月下旬まで時には5月上旬まで楽しむことができます。
久しぶりに昔の友人たち4名と、2泊3日で盛岡・角館へレンタカーで小旅行を楽しんで来ました。
盛岡観光・秋田観光においでの方で、もう少し日程に余裕のある方におすすめしたいこーすですので、参考になればと思い公開させていただきます。
◆コースの概要◆
【1日目】 盛岡駅⇨小岩井農場・一本桜⇨乳頭温泉(鶴の湯温泉)⇨田沢湖観光⇨宿泊先
1-1 盛岡駅/北側出口(西口)で待ち合わせ
午前中の東北新幹線で来盛の友人たちと盛岡駅で待ち合わせ、レンタカーで一路田沢湖へ向かいました。
1-2 小岩井農場の一本桜 ⭐️(698)
途中、小岩井農場の牧草地に立つ“一本桜”前で記念写真。「日陰樹」として植栽されたエドヒガンザクラ。4月下旬から5月上旬が見頃ですが、今年は終わりかけていました。
1-3 乳頭温泉郷 鶴の湯温泉 ⭐️(4,071):
鶴の湯温泉は、秋田県仙北市の乳頭温泉郷にある歴史ある温泉宿です。江戸時代から続くこの宿は、茅葺き屋根の本陣など、当時の趣を今に伝えています。
メンバーから「ぜひ立ち寄りたい!」とリクエストがあった秘湯「鶴の湯温泉」で移動に疲れたメンバーは、しばしの休息です。
鶴の湯温泉には混浴の露天風呂があります。ただし、女性専用の露天風呂や内湯も用意されているため、混浴に抵抗がある方でも安心して入浴できます。
・日帰り入浴(入場制限の可能性あり)
・ 秘湯ブームのきっかけとなった“鶴の湯”で、日帰り入浴体験。
・入浴料は大人700円 小人300円 タオル販売200円、
・休憩は二号館の玄関で、また本陣6.7番は有料の休憩所として営業。
・貴重品は二号館の入口にコインロッカーがあります。
・口コミ情報をチェック→*1
1-4 田沢湖周辺を観光
一般的な観光コースですが、田沢湖周辺の散策です。
田沢湖畔に立つ「たつこ像」は、田沢湖を象徴する金色のブロンズ像です。
この像は、永遠の若さと美貌を願い、龍となって湖神となったと伝えられる辰子姫の伝説に基づいています。(1968年に彫刻家・舟越保武氏によって制作。)
田沢湖は日本一の水深を誇り、その澄んだ青い湖面と金色に輝くたつこ像のコントラストは、多くの観光客を魅了しています。また、たつこ像の隣には浮木神社があり、美容や縁結びのパワースポットとしても知られています。
1-5 宿泊先(ゲストハウス)へ
今回は1棟貸しのゲストハウス“フォレスト倶楽部 田園”に5名で宿泊しました。
ビール・つまみなどの持ち込みをオーナーにOKしていただいたので、角館から戻る途中に田沢湖駅周辺のスーパーで購入してきました。(宿の周辺には店がありません)
棟続きの別棟(写真右)にうれしい源泉掛け流しの浴室あり、いつでも温泉入浴できるのもここを選んだ理由でした。
またオーナー手作りの食事がとても美味しいです。
“フォレスト倶楽部 田園”は、4〜5名の家族やグループで利用するのがおすすめです。
・住所/〒014-1201 秋田県仙北市田沢湖生保内下高野73−21
・電話/0187462631
・地図/GoogleMap
【2日目】鹿角市・武家屋敷通り、桧木内川堤公園を観光
2-1 宿泊先(ゲストハウス)
オーナー手作りの朝食(パン食)をいただき、9時頃出発
2-2 武家屋敷「石黒家」
秋田県角館にある武家屋敷「石黒家」は、日本の歴史的な建築と伝統を今に伝える重要な文化財です。角館は「小京都」とも呼ばれる街で、その中でも石黒家は特に保存状態が良く、訪れる人々に江戸時代の武家の生活を垣間見せており、19 世紀の武士、石黒家の屋敷。刀、鎧、工芸品を展示しています。
2-3 武家屋敷通り内で食事
(武家屋敷通りでは、中高年の方々やアジアからの観光客が人力車で観光する様子が多くみられましたました。)
2-4 桧木内川堤公園⭐️4.4(123)
桧木内川堤公園(ひのきないがわづつみこうえん)は、秋田県仙北市の美しい桜名所として知られています。
4月8日桜は五から八分咲き、暖かければ来週には満開になると思われます。4月末までは楽しめます。ソメイヨシノと枝垂れ桜が半々くらいです。川沿いの桜は両方とも開花は遅い様です。
ここにも「熊出没注意!」の立て看板がありました。
桧木内川堤公園について→*2
2-5 夕方、宿(フォレスト倶楽部田園)へ戻り夕食
【3日目】宿泊先→盛岡城跡公園→石割桜→昼食→盛岡駅(解散)
3-1 宿泊先(ゲストハウス)
オーナー手作りの朝食(パン食)をいただき、9時頃出発
3-2 昼食:盛岡手づくり村で昼食
盛岡手づくり村は、岩手県盛岡市郊外にある体験型の観光施設で、地元の伝統工芸や郷土料理の製作体験が楽しめます。施設は以下の3つのゾーンで構成されています。
職人の技を間近で見学できる手づくり工房ゾーンにある「ぴょんぴょん舎」では、盛岡冷麺の手作り体験と食事食事をすることができ、盛岡冷麺好きの方におすすめです。
3-3 盛岡城跡公園
盛岡城跡公園(岩手公園)は、岩手県盛岡市内丸に位置する歴史公園で、かつての盛岡城の跡地を整備したものです。この公園は、国の史跡に指定されており、「日本100名城」や「日本の歴史公園100選」にも選ばれています。
3-4 石割桜
石割桜(いしわりざくら)は、岩手県盛岡市の盛岡地方裁判所構内にあるエドヒガンザクラの古木で、樹齢は約360年から400年とされています。この桜は、周囲21メートルの巨大な花崗岩の割れ目から生育しており、その独特な姿から「石割桜」と呼ばれています。
3-5 盛岡駅で解散
お土産などを駅ビルのショップでおもいおもいに購入し、盛岡駅から東北新幹線の午後の便で、無事解散となりました。
まとめ|秋田観光は何もない/角館
角館の武家屋敷と南部藩(盛岡藩)との関係についてご存じない方が多いと思います。
角館は、江戸時代に久保田藩(秋田藩)の支配下にありました。この地域は、南部藩との藩境に位置し、盛岡に通じる生保内街道が通っていたため、戦略的にとても重要視されていました。また、戊辰戦争(1868年)では、久保田藩が新政府側に立ったため、奥羽越列藩同盟に参加していた南部藩との間で戦闘が発生し、角館周辺も戦場となった歴史があります。
このように、角館の武家屋敷は南部藩との地理的・歴史的な関係を持ち、藩境の防衛や交通の要所として重要な役割を果たし、今日にいたっています。
「秋田観光は何もない」と言われる方にこそおすすめしたい「角館の武家屋敷」は、春の桜や秋の紅葉、そして冬の雪景色と何度でも訪れたい観光スポットとなっています。
*1:日帰り入浴のみの評価です。近くの宿に泊まり、午前中に伺いました。混浴露天風呂が良いと聞いていましたが、通路からもよく見える造りでオバサンの私でもちょっと入りづらく断念しました。女性は外国人カップルの一人のみ入っていました。
女性専用の露天風呂もあり、天気が良かったので雪とのコントラストが綺麗で最高でした。お湯も結構熱めでしたが、混浴露天はぬるかったらしいです。内湯は2つほどあり、とても小さかったです。他の日帰り温泉も廻ってみようと思ってましたが、なんだかここで満足してしまいました。
*2:3キロメートルにわたり約400本のソメイヨシノが咲き誇り、春になると桜のトンネルが見事に彩られます。この桜並木は、昭和9年に昭和天皇の訪問を記念して植樹されたものです。川沿いの桜並木と、奥にそびえる山々が調和し、訪れる人々を魅了する絶景が広がります。桜祭りも開催され、屋台やライトアップが夜桜を一層幻想的に演出します。